電気自動車(EV、PHV)の販売台数が伸びていくとともに、その充電システムとしてともに広く普及しつつあるのが「V2Hシステム」です。国内では、主に3つのメーカーからV2Hシステムが販売されていますが、中でも「ニチコン」というメーカーはトップシェアを誇ります。
「ニチコンのV2Hはどういう性能があるの?」
「V2Hならニチコンが良い、と聞いたけど?」
というお問い合わせが当社へ多数寄せられています。
そこで今回は、ニチコンのV2Hシステム「EVパワー・ステーション」についてくわしく紹介します。
そもそも「V2Hシステム」とは?
V2Hとは「Vehicle to Home」の略。「乗り物(自動車)から家へ」という意味のとおり、V2Hは電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)に貯めた電気を住宅で有効活用するシステム・仕組みです。
V2Hシステムが開発されるまでは、家庭では電気自動車に充電することはできても、逆に電気自動車に貯めた電気を家庭で使うことができませんでした。
V2Hシステムは、電気自動車に貯めた電気のフル活用を可能にしました。停電時にも家庭で電気が使えるので、もしもの時も安心です。
ニチコンはV2Hシステムを世界で初めて開発した電子機器メーカー
ニチコンは京都に本社を置く電子機器メーカー。電子デバイス、医療・産業用の特殊製品から家庭用の蓄電システムなどのエネルギーソリューションを幅広く研究・開発しています。
そして「V2Hシステム」を世界で初めて開発したのがニチコンです。V2Hは、充電はもちろん災害時の緊急電源として電気自動車を活用できることから、電気自動車の普及とともに導入する方が増えています。
そしてニチコンのV2Hは、いまや国内シェアNo.1を誇ります。
ニチコン「EVパワー・ステーション」について解説!
当社でもニチコンのV2Hシステム「EVパワー・ステーション」についてたくさんの問い合わせをいただいています。
このEVパワー・ステーションにはシンプルな機能でリーズナブルな「スタンダードモデル」と200Vのエアコンも使用でき、通信機能も搭載した「プレミアムモデル」があります。
EVパワー・ステーションは電気自動車への充電だけでなく、電気自動車へ貯めた電気を自宅へ給電することができます。
たとえば電気料金の安い夜間に電気自動車へ充電し、昼間は電気自動車に貯めた電気を自宅で使用すれば、電気料金を節約することが可能です。
また、全負荷、200V機器にも対応するプレミアムモデルなら停電時にも家じゅうの電源をバックアップが可能。もしもの時でもいつも通りに照明やIH調理器も使えます。
スタンダードモデルとプレミアムモデルの仕様を簡単にまとめてみました。
スタンダードモデル | プレミアムモデル | |
操作性 | 本体スイッチで操作 | 本体スイッチまたは スマートフォンで操作 |
停電時出力 | 100V機器に3kVAまで (通常時のみ太陽光発電と連携できる) | 100V・200V機器に6kVAまで (停電時にも太陽光発電と連携でき、 200Vエアコンも使用可) |
停電時の電気自動車への充電 | × | ○ |
ケーブルの長さ | 3.7m、7.5m | 7.5m、沖縄・離島向け7.5m |
通信機能 | × | Wi-Fi仕様、LAN仕様 |
保証年数 | 2年保証 | 5年保証、1年保証 |
当社はニチコン「EVパワー・ステーション プレミアム」をおすすめします
ニチコンのEVパワー・ステーションなら電気自動車に蓄えた電力をフル活用することができます。とりわけプレミアムモデルは、停電時にも家じゅうの照明や電化製品が使用できるなどさまざまな機能を搭載し、電力を余すことなく有効利用できる機器です。
そこで、当社が特におすすめしている3つの理由をご紹介しましょう。
【3つのおすすめポイント】
・スマホで操作可能
・ピークカットで電気料金を節約
・停電時は電気自動車に貯めた電力が使える
-スマホで操作可能
室内からでも外出中でも、スマートフォンから専用アプリを利用して、V2Hの動作状況やバッテリー状態の確認、運転モードの切り替えなどが簡単に操作できます。
また、将来のVPP(バーチャルパワープラント=仮想発電所、個人宅のほか商業施設などに設置された発電設備や蓄電池、電気自動車などを、高度なエネルギーマネジメント技術により遠隔・統合制御してまるで「ひとつの発電所」のように機能させることで、電力の需給調整に活用する社会的な仕組みのこと)などにもスムーズに対応できます。
-ピークカットで電気料金を節約
電気料金が安い時間帯に電気自動車に充電し、電力需要の多い日中は電気自動車に貯めた電力を活用すれば(ピークカットすれば)、電気料金を節約できます。
-停電時は電気自動車に貯めた電力が使える
地震や台風などの災害などで停電になっても、電気自動車を電源として活用できるのでもしもの時も安心です。
また、プレミアムモデルは6kVA出力なので、家じゅうの家電や照明はもちろん、200Vのエアコンも動かすことができます。
まとめ
ここまで、国内トップシェアを誇るニチコンのV2Hシステム「EVパワー・ステーション」について紹介してきました。
V2Hシステムは、電気自動車への充電だけでなく、電気自動車へ貯めた電気を自宅へ給電ができるという特徴があり、省エネ・エコな暮らしが実現できます。ニチコンのEVパワー・ステーションには、基本機能のスタンダードモデルと通信機能を搭載するプレミアムモデルの2タイプがあります。
当社では、V2Hの導入をお考えのお客様にはプレミアムモデルをおすすめしています。
アイコミュニケーションズでは、ニチコンのEVパワー・ステーションの販売・設置工事を承っております。
当社では製品・標準工事費込み【1,408,000円(税込み)※】で販売しております。
当社サイトトップではV2H導入に際し「かんたん料金シミュレーション」ができます。
現在、V2Hシステムの導入を検討しているお客様は、ぜひ一度当社までご相談ください。
資料請求や見積りのご依頼もお気軽にどうぞ!
※導入条件として、木造住宅(ハウスメーカー)・1Fに分電盤・分電盤から本体設置位置まで15m以内・インターネット接続済み(無線LAN)・メンテナンスパック5年コース加入で算出