2022.12.05

2022年冬も節電!省エネ効果も高めたいなら太陽光発電もおすすめです

世界情勢や円安による影響でさまざまなものの「値上げ」が続いています。つい最近、電気料金も大幅に値上げされました。しかも電力の供給量に不安があるため、政府は「節電」を呼び掛けています。

「節電は何から手を付けていいのかわからない」
「どのくらい電気代を節約できるの?」
どう節電したらよいのかわからない方に向けて、具体的な節電方法を紹介します。
ちょっとした工夫で簡単にできる方法ばかりです。明日からぜひ実践してみましょう!


電力不足、電気代アップ……今年の冬は節電が必要!?

夏に続き今年(2022年)の冬も電力需給が不安視されています。加えて昨今の世界情勢のあおりにより燃料価格が高騰、その影響で電気料金も大幅値上げされ、「節電」生活を余儀なくされそうです。
そこで今回は、家庭で手軽に取り組むことができる節電テクニックや省エネ方法をご紹介

冬の時季、一番電力を消費する家電は?

冬の時季、エアコン、冷蔵庫、照明の順に電力を消費します。その電力消費量は家庭で消費する総電力量の50%を占めるほど。効率よく節電するためには、これらの家電の消費エネルギーを上手に抑えることがポイントになります。

<冬の時季、電力消費量の多い家電>
1.エアコン
2.冷蔵庫
3.照明

今日から実践!家電別節電方法

「寒いのを我慢するような節電はちょっと……」
「照明を消してるだけでも節電になるの?」

やみくもに電気を消すだけでは暮らしに不便が生じ、ストレスに……。
節電に取り組むなら手軽に行えて、節電効果も実感できる方法を紹介していきます。

-エアコン

エアコンで部屋を効率的に温めるためには、ひと工夫が必要です。
暖かい空気を逃がさないように、部屋のドアや窓の開閉は少なくしましょう。
窓から外気の冷たい熱が伝わってきますので、カーテンは厚手、かつ床に届く長さのものがおすすめ
暖められた空気は部屋の上部にたまりやすいので、サーキュレーターなどを併用して空気を循環させ、室温を均等にしましょう。
また、室外機の周りにモノを置くと、冷暖房の効率が下がりますので片付けましょう。

さらに以下の工夫で節電効果が高まります。

● 暖房時の室温は20℃を目安に
例えば、外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合(使用時間:9時間/日)、年間で電気53.08kWhの省エネ、約1,650円の節約につながります。

● 暖房は必要なときだけつける
暖房する時間を「1日1時間」短縮した場合(設定温度:20℃)、年間で電気40.73kWhの省エネ、約1,260円の節約につながります。

● フィルターを月に1・2回清掃する
フィルターが目詰りすると冷暖房効率が下がります。フィルターを清掃した場合は、年間で電気31.95kWhの省エネ、約990円の節約につながります

-冷蔵庫

節電するうえで意外と盲点なのは冷蔵庫。少しだけ意識するだけで大きな節電効果が期待できます。
作り過ぎたカレーやシチューなど温かいものをそのまま冷蔵庫に入れてしまうのはNG。冷蔵庫内の温度を上げ、再び庫内を冷やすために余計なエネルギーが消費されてしまいます。熱いものは適度に冷ましてから保存を心がけましょう。

また、庫内の温度設定を季節ごとに設定し直すのもおすすめです。冬の時季、設定が「強」だと冷やしすぎなので「中」や「弱」に設定しましょう。消費電力を抑えることができます。

さらに以下の工夫で節電効果が高まります。

● ものを詰め込みすぎない
いっぱいに詰め込んだ中身を半分に減らした場合、年間で電気43.84kWhの省エネ、約1,360円の節約につながります。

● 無駄な開閉はしない
年間で電気10.40kWhの省エネ、約320円の節約につながります。

● 開けている時間を短く
開けている時間(20秒間)を10秒間に減らした場合、年間で電気6.10kWhの省エネ、約190円の節約につながります。

● 壁から適切な間隔で設置する
上と両側が壁に接している場合と片側のみ壁に接している場合を比較すると、年間で電気45.08kWhの省エネ、約1,400円の節約につながります。

-照明

節電効果の高い電球に交換するだけでも節電効果が期待できます。
例えば、54Wの白熱電球から12Wの電球形蛍光ランプに交換(年間2,000時間使用)すると、年間で電気84.00kWhの省エネ、約2,600円の節約につながります。
また、54Wの白熱電球から9Wの電球形LEDランプに交換(年間2,000時間使用)すると、年間で電気90.00kWhの省エネ、約2,790円の節約につながります。

また、使用時間を短縮する方法はすぐに実践できる方法です。

● 蛍光ランプ
12Wの蛍光ランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合、年間で電気4.38kWhの省エネ、約140円の節約につながります。

● 白熱電球
54Wの白熱電球1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合、年間で電気19.71kWhの省エネ、約610円の節約につながります。

● 電球形LEDランプ
9Wの電球形LEDランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合、年間で電気3.29kWhの省エネ、約100円の節約につながります。

省エネ、家計にも効果的なシステムの導入もおすすめ

2022年12月、東京都が全国で初めて新築住宅に対して太陽光パネルの導入を義務化する条例を可決しました(ただし、義務化の対象は個人ではなく大手ハウスメーカー)。
そして昨今の電力ひっ迫状況や物価高騰(電気料金の値上げ)の流れから、今後はさらに太陽光発電システムの需要が高まることが予想されます。

太陽光パネルで発電した電気を自宅で消費すれば電気料金の大幅削減につながります。 また、発電した電気を貯めておける蓄電池」も同時に導入すれば、電気代削減はもちろんのこと災害時の備えにもなり安心です

-太陽光発電システムで電気代を抑える

太陽光発電システムは、住宅やカーポートの屋根に設置したパネルで太陽光のエネルギーを電力に変化させるシステムです。

こうして発電した電力はパワーコンディショナーという機器を通すことによって、家庭で活用することができます。これまで電力会社から購入していた電力をいわば「自給自足」できるため、電気料金の大幅削減が期待できます

太陽光発電システムは、太陽の光が降り注ぐ好立地であるほど、節電効果を実感できるでしょう。
また、発電した電力を貯めておける蓄電池と組み合わせれば、電気代0円に限りなく近づけることができるかもしれません。


まとめ

冬は室外と室内の温度差が大きくなるため、快適に過ごせる室温にしようと電気やガスのエネルギー消費量が大きくなる季節です。
また、昼よりも夜の時間が長いため照明器具を使用する時間がおのずと長くなったり、お風呂や家事でお湯の消費量が増えることもエネルギー消費量や光熱費に影響します。

2022年は、電力供給量がひっ迫するのではないかという懸念や燃料費高騰による電気料金の値上げなどで「節電」が注目、取りざたされる年でした。
無理なく節電、電気料金を抑える方法を紹介してきましたので、ぜひ気軽に取り組まれてはいかがでしょうか。
また、電気を自給自足できる太陽光発電システムの導入を検討してみるのも良いかもしれません。

蓄電池との組み合わせで限りなく電気代0円に近づけることができるうえ、停電時も電気が使用できるので災害時の備えにも大変おすすめです。 太陽光発電システムや蓄電池の販売、設置工事はアイコミュニケーションズまでご相談ください。