まだまだ猛暑が続く毎日。全国各地で熱中症による救急搬送が多発しています。熱中症のリスク軽減には、適切な温度でゆっくり入浴することが効果的だという調査結果もあります。
そこで、今回は熱中症や夏バテを防ぐお風呂の入り方や注意点について解説するほか、健康を保ちながら、節電につながる「エコキュート」の賢い使い方を提案します!
熱中症や夏バテを防ぐお風呂の入り方
皆さんは「暑熱順化」という言葉はご存じですか?
暑熱順化とは、身体を暑さに慣れさせること。暑いときにきちんと汗をかけないと上手に体温を調節することができず、熱中症のリスクが高まります。 しかしながら近年、エアコンの普及や運動不足のほか、異常気象によって急激に気温が上がることが多いため暑さに慣れる機会が奪われているような状況では、なかなか汗をかける準備が整いません。
「入浴」で日々の疲れをリセット
暑熱順化を意識的に行おうとすると、ウォーキングや筋トレなどで身体を積極的に動かして発汗量や血流量を上げていく必要があるのですが、普段あまり運動しない人にとってはやや負担に感じるかもしれませんね……。
そこで、おすすめなのが「入浴」。
一日に一回はゆっくりお湯につかることで、発汗機能を高め、熱中症や夏バテしにくい身体づくりに役立ちます。また、疲労や睡眠不足も、熱中症や夏バテの原因の一つとされています。 入浴することでリラックスし、ぐっすり眠って日々の疲れをリセットする効果も期待できますよ。
お風呂の中で熱中症!?
とはいえ、ただお風呂に入ればよいわけではありません。間違ったお風呂の入り方は、大変な事故や病気につながる恐れがあります。
入浴中の事故ですぐに思い起こされるのが、激しい寒暖差が体に悪影響をもたらす「ヒートショック」ですが、実は入浴中の事故のうちおよそ80%が入浴時の熱中症が原因とも言われています。
特に、高齢者は熱さ(暑さ)を感じにくいため、熱いお風呂に長時間つかっているうちに熱中症の初期症状に気がつかないまま意識障害を起こしてしまうケースが多いそう。 そこで、身体に負担をかけず、安全に「暑熱順化」の効果を上げる入浴方法を3つのポイントにまとめてみました。
-熱中症リスクを低減するお風呂の入り方
Point 1
41℃以下のお湯に10分以内を目安に入浴する。または、もう少し長めに入りたい場合は、38℃くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかる。
Point 2
身体の芯まで温めて汗をかくことを意識しながら、入浴する。
Point 3
浴室内での脱水を防ぐために、入浴前・後には必ず水分補給する。
無理のない範囲で行える「入浴」で、熱中症や夏バテに負けない身体づくりに取り組んでみませんか?
エコキュートならいつも気持ちいいお風呂タイム
いつでも快適な湯温で入浴を楽しむのなら、「エコキュート」がおすすめです。エコキュートとは、空気中の熱をヒートポンプによって取り込み、お湯を作る給湯機のこと。ガス給湯器や電気温水器に比べて、省エネ性に優れています。 また、エコキュートは、CO2排出量が少ないため、地球環境に負荷をかけない給湯機として、その導入に対して補助が受けられる自治体もあります。
エコキュートの節電術
エコキュートは、節電にも効果を発揮する給湯機です。電気料金が安い夜間の時間帯にお湯を沸かすため、電気代を節約できます。また、沸かしたお湯を保温しておけるので、お湯を沸かす回数を減らせばさらなる節電効果が期待できます。
ただし、使い方によっては節電効果が低下することがあります。エコキュートの節電効果を上げるためには、以下の点に注意してください。
<エコキュートの節電効果アップに大事なポイント>
・夜間の電気料金が安い時間帯にお湯を沸かす
・自動保温設定の調整
・追い炊きをしない
・シャワーの流量を減らす ・設置場所の断熱
節電効果を高めるエコキュートの使い方
エコキュートの節電効果を少しでも高める方法をまとめました。 これらのポイントを意識しながらエコキュートを使うことで、電気代の削減と環境への貢献が可能です。
-オフピーク時の利用
電力使用料金が安いオフピーク時にエコキュートを活用しましょう。夜間や早朝にお湯を沸かすことで、電気料金の節約効果が期待できます。
-自動保温設定の調整
保温時間を自動設定にしている場合、保温時間が残っていても家族全員が入浴した後は「保温設定を解除」すると省エネ、電気代節約につながります。
-高温足し湯や高温さし湯を利用する
保温時間を長くすると電気もそれだけ使用することになるので、電気代が気になるところ。そこで、追い炊きをせず(保温時間を短くして)、入浴するタイミングで「高温足し湯」「高温さし湯」することをおすすめします。 すぐにお湯も適温になって入浴できますし、電気代も節約できます。
-給湯量の調整
シャワーの流しっぱなしなどで、必要以上のお湯を使わないように心がけましょう。水量を約半分に減らすシャワーヘッドを取り入れるのもよいでしょう。 給湯量を適切に調整することで、無駄な電力消費を減少させることができます。
-断熱の確認
エコキュートの設置場所の断熱状態を確認しましょう。十分な断熱がされていないと、お湯の温度を保つために余分な電力が必要になることがあります。
まとめ
エコキュートの機能を活用しながら、お風呂の入り方も工夫すれば、夏バテも解消し節電にも効果が期待できます。環境への配慮と健康の促進を同時に実現するために、日々の生活にエコキュートを取り入れてみませんか?
エコキュートの設置・導入を検討しているお客様は、ぜひ一度アイコミュニケーションズまでご相談ください。
資料請求や見積りのご依頼もお気軽にどうぞ!