2023.12.22

家の中でできる落雷対処法とは?対処法を5つ紹介!

雷が家の中に直撃する確率は低いものの、落雷による影響は無視できません。落雷の影響には電化製品の故障、感電の危険性、停電などが挙げられ、これらの事象は私たちの生活を不便にするだけでなく、ケガはもちろん生命にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。
そこで、今回は家庭内でできる雷対策について詳しく解説します。 ゴロゴロゴロ……と遠くで雷の音が聞こえたら、安全に過ごせるように心がけましょう!


改めて「落雷」についておさらい

雷は大気中で発生する静電気の放電現象で、高層ビルや樹木、時には住宅にも直撃することがあります。
主に雷の種類として

直撃雷(雷が地上の物体や建造物に直接落ちる現象)
誘導雷(雷が建物や構造物の金属部分に引き寄せられ、その経路を通って地面に向かって放電する現象)
侵入雷(送電線などに落雷した場合に、電線などを通じて雷の電流が建物の内部に入り、放電する現象)

側撃雷(雷雲の一部が水平方向に広がり、地表と水平に接触することで発生します。これにより、雷のエネルギーが地表に沿って拡散し、側方に向かって放電する現象)
逆流雷(雷放電が地表から雲の方向に向かって放電する現象)

があります。
雷といえば、停電の被害が一番に思い浮かびます。雷が原因の停電の発生率は気象や地域によって異なりますが、一般的には低い頻度で発生します。雷による停電は、雷が送電線などの電力インフラに直撃することや、雷によるトラブルが電力供給に影響を与えることが原因です。

また、雷が一般住宅に直撃する確率も非常に低く、統計では数十万分の一から数百万分の一の頻度で発生するとされています。ただし、地域や気象条件によってこの数字は変動します。
そして、雷による死亡事例は稀な出来事ですが、国内では年間数件から十数件程度の死亡事例があることが報告されています。

いずれもかなり低い発生率ですが、落雷のエネルギーは非常に大きく、直撃した場合の影響ははかり知れません。念のため、生命を守るためにも雷対策を意識しておくことが大切です。

落雷があったら家の中にはどんな影響がある?

雷による影響はさまざまです。まず、雷対策を怠っている場合、電化製品へのダメージがある可能性があります。

電化製品への影響

雷による電化製品の故障率は低いですが、雷による電磁波やサージ(一時的に発生する短時間の異常な過電圧や過電流のこと)が原因で故障する可能性もゼロではありません。

 -感電の危険性

雷によって発生する侵入雷に触れることで感電する危険があります。

-停電

雷によって発生する停電の可能性があり、長時間の停電は生活に大きな影響を与えます。停電時にも電気が使えるように、蓄電池などを備えておくとよいでしょう。

家にいるときにするべき5つの落雷対策

家庭内での落雷対策を行うことは重要です。 以下にいくつかの対策を紹介します。

-金属に触らない

雷が近づいた場合、金属は電気を引き寄せるため、金属に触れることで感電のリスクが高まります。雷が近くに迫った際には金属から離れるようにしましょう。

-家の中の電気を消す

雷が近くに迫った場合、家の中の電気を消すことを推奨します。
具体的には、できるだけ多くの部屋の電気を消しましょう。なぜなら、雷が家に直撃すると電気回路に異常な電流が流れる可能性があり、それによって電化製品が故障する可能性があるからです。
特にパソコンやテレビ、冷蔵庫など重要な電化製品の電源を切ることをおすすめします。

-電気製品にアースを付ける

家庭内の電気製品にはアースを付けることが重要です。アース線は雷などの異常な電流を逃がす役割があり、感電や電化製品の故障を防ぐことができます。

-電源プラグを抜く

雷が近づいた際には、電源プラグを抜くことも忘れずに行いましょう。これにより、化製品への影響や感電のリスクを低減することができます。

-家の中で安全な場所に避難する

雷が近づいてきた場合、家の中でできるだけ安全な場所に移動しましょう。具体的には、建物の中心や地下室など、できるだけ雷から遠い場所が望ましいです。

雷が鳴っている最中、スマートフォンを触っても大丈夫?

雷が近くに迫った場合でも充電コードにつないでいなければ、スマートフォンを触っていても安全です。

-雷が近づいているときにはスマホから充電コードを外して!

ただし、近くに落雷した場合、誘導雷が充電コードや金属製の物体(テレビ・冷蔵庫など常にコンセントをさしている家電など)を伝ってきたときには感電の危険性があります。
また、外でスマホを使用する際には、雷が近くに迫っているかどうかを確認し、雷が近づいてきたら念のため使用を控え、できるだけ頑丈な建物の中に避難するようにしましょう。


まとめ

雷が住宅に直撃する確率は低いですが、一度直撃されればさまざまな影響が生じる可能性があります。家庭内での雷対策を行い、安全な環境を整えましょう。
雷に関する正しい知識と適切な対策を講じることで、家族や家の安全を守ることができます。雷に対する意識を高め、安心・安全な生活を送りましょう。

そして、停電対策に蓄電池の設置・導入を検討しているお客様は、ぜひ一度アイコミュニケーションズまでご相談ください。資料請求や見積りのご依頼もお気軽にお問い合わせください!