2023.02.27

電気自動車に手軽に充電したいなら「EVコンセント」がおすすめです

電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV・PHEV)の便利なところは、自宅でも充電できること。
充電設備にはさまざまなタイプがありますが、なかでも手軽に導入できるのは「EVコンセント」です。

この記事では、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV・PHEV)の購入とあわせ、充電設備をどうしようかと検討中の方に向けて、EVコンセントについてくわしく解説します!


EVコンセントとは

電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV・PHEV)の便利なところは、自宅で充電したらそのままお出かけできること。
その電気自動車の充電には専用の設備が必要です。

充電設備にはさまざまなタイプがありますが、比較的安価で手軽に導入できるものとして「EVコンセント」が挙げられます。
EVコンセントがあれば、ガソリン車のようにわざわざ燃料を入れに公共充電スポットへ出かけていく必要がありません。

自動車を使わない時間帯を利用して、自宅でいつでも充電することができます。

EVコンセントを設置する前にチェックしたいポイント4つ

自宅にEVコンセントを設置する場合、設置工事前に確認が必要な点が4つあります。
次に紹介するポイントを押さえて、設置工事を担当する業者への相談や見積り依頼の時に役立ててください。

<EVコンセント設置工事前に必ずチェック!>
・充電コンセントの設置場所
・分電盤からの配線経路
・設置場所と分電盤までの距離
・契約アンペア数(A)と電圧(V)を確認

-充電コンセントの設置場所

何となく設置してみたものの、自動車まで充電ケーブルが届かなかった……ということがないように、自宅と駐車場所の位置関係から、EVコンセントを設置するのに適した場所を探しましょう

-分電盤からの配線経路

EVコンセント設置の際に、壁に穴をあける必要があるかを確認しましょう。
また、配線を埋める必要がある場合は、「土埋設」「コンクリート下埋設」のどちらになるかも確認します。

-設置場所と分電盤までの距離

自宅にある分電盤からEVコンセントを設置する場所までの距離や経路などによって、必要な作業工数が変わります。
したがって施工業者に現地調査をしてもらい、見積もりを取ることが必要不可欠です。

-契約アンペア数(A)と電圧(V)を確認

一般的な家庭で使われているコンセントは100Vが基本です。しかし、大容量のバッテリーを搭載する電気自動車への充電には100Vの電圧では出力が足りず、時間がかかり過ぎてしまいます。

そのため、現在契約中のアンペア数が低かったり、電圧が100Vの契約の場合は電気会社との契約内容を変更しなければなりません
さらに、EVコンセントの設置工事前に分電盤の交換と200V電源の引き込み工事を行う必要があります。

戸建てに設置する場合の一般的な費用は?

戸建て住宅に電気自動車の充電設備を設置する場合、取り付け場所や設置するコンセントによって変動しますが、一般的な工事で4~12万円になります。
分電盤からケーブルを引き、EVコンセントを取り付ける大掛かりな工事を行うため、電気工事の資格を持った設置業者に工事を依頼しましょう。
その際、工事費用はいくらになるのか見積もりを取って把握しておくほうがよいでしょう。

これらの工事の前に、充電用に十分な電力が確保できる契約になっているかを電力会社に確認することをお忘れなく。

充電設備にはEVコンセント以外の選択肢もあります

自宅で電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV・PHEV)に充電するための充電設備には、大きく分けて3つのタイプがあります。

-壁面取り付け設置タイプ

壁面取り付け設置タイプの充電設備なら、建物の壁面だけでなくカーポートの支柱にも取り付けることができます
充電ケーブル内蔵の製品やアンペア数が30Aもある製品など、充電が短時間で終わるものも多くラインナップされています。
充電ケーブル内蔵のタイプには、“盗電”やケーブルの盗難に対応する盗難防止用のカギが取り付けられているものもあります。

-スタンドタイプ

スタンドタイプの充電設備は、高速道路のサービスエリアやショッピングモールなどの商業施設などに多く設置されています。
もちろん自宅に設置することもできる製品もラインナップされているので、自宅建物と駐車スペースとの位置関係で壁面取り付け設置タイプを設置することができない場合などでは選択肢のひとつになるでしょう。

-V2H

V2Hとは「Vehicle to Home」の略。「乗り物(自動車)から家へ」という意味のとおり、V2Hは電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV・PHEV)のバッテリーに貯めた電気を家庭で有効活用できるようにするシステムです。

昨今、災害時の蓄電池として、または電気の効率的な利用のために導入するご家庭が増えています。
また、電気自動車へ高速充電できるというメリットもあります。

V2Hはさまざまなメリットがある分、本体価格や設置費用は他の充電設備に比べて高額です。
しかし、国や地方自治体はV2Hの普及推進のために、補助金を助成しています。

補助金を利用すれば費用負担もかなり軽減されるので、ぜひ検討・利用することをおすすめします。


まとめ

電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV・PHEV)オーナーなら、自宅に必ず設置しておきたい設備なので、ご自宅のさまざまな状況に合わせ最適な製品を選びたいものです。

自宅で手軽に電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV・PHEV)に充電したいなら、比較的安価で取り付けられる「EVコンセント」がありますが、電気自動車を蓄電池代わりに利用できるようにする「V2H」もおすすめ。

EVコンセント、V2Hの施工実績多数の「アイコミュニケーションズ」までお気軽にご相談ください。