2023.03.06

注目の次世代エネルギーシステム、ニチコンのトライブリッド。その特徴をご紹介

脱炭素社会の実現へ向けてさまざまな取り組みが進んでいます。
太陽光発電や電気自動車の導入など、家庭においても脱炭素への取り組みが「当たり前」になりつつある時代がやってきました。

ニチコンの「トライブリッド蓄電システム」は、太陽光発電で創出したクリーンなエネルギーを活用し、災害時にも強く、経済的な効果も期待できるエネルギーシステム。まさに脱炭素社会の実現に向けた貢献が期待できるシステムです。

そこで今回は、ニチコン「トライブリッド蓄電システム」についてくわしく紹介します。


ますます注目を集めるニチコン「トライブリッド」とは?

ニチコンの「トライブリッド蓄電システム」は、「トライブリッド」という名前のとおり、太陽光発電、蓄電池、電気自動車の3つの機能をトライブリッド1台でまとめてコントロールできるシステム。

災害などで停電が発生しても、家じゅうの家電や照明はいつもと同じように使うことができます また、太陽光発電システムで発電した電気や電気代の安い深夜電力をトライブリッドの蓄電池や蓄電池ユニット、電気自動車に蓄えることができるので、電気の自給自足ができるという、クリーンでエコなエネルギーライフが実現します。

トライブリッドは3つのユニットからなる蓄電システム

トライブリッド蓄電システムは、

・トライブリッドパワーコンディショナー
・蓄電池ユニット
・V2Hスタンド

の3つのユニットで構成されています。
それぞれについて解説します。

-トライブリッドパワーコンディショナー

系統との連系出力5.9kWに加え、自立出力が5.9kVAという高出力を誇るパワコン。

太陽電池、蓄電池、電気自動車の内蔵電池を統合制御し、それぞれの充放電動作をDC接続のまま高効率に行えるという特徴があります。 この1台で太陽光発電や電気自動車への給電が可能なうえ、「全負荷200V」を標準搭載しているので、万が一停電した時にもいつも通りエアコンやIHを使うことができる頼もしいパワコンです。

-蓄電池ユニット

蓄電池ユニットは「4.9kWh」と「7.4kWh」の2種類の蓄電池があり、それぞれを組み合わせて最小4.9kWh~最大14.9kWhまでの容量を選ぶことができます。後から容量を増やすことも可能なので、まずは最小限の容量にしておいて必要に応じてご家庭での使用量に合わせてユニットを追加するとよいでしょう。

-V2Hスタンド

V2Hとは「Vehicle to Home」の略。「乗り物(自動車)から家へ」という意味のとおり、V2Hは電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)に貯めた電気を住宅で有効活用するシステム・仕組みです。

つまり、このトライブリッドのV2Hスタンドは太陽光発電や蓄電池から電気自動車への急速充電を可能にするので、電気自動車を大容量蓄電池としても活用できるということ。

普段は、夜間電力料金が安い時間に電気自動車のバッテリーに充電し、昼間は電気自動車から家庭へ電力を供給することで、家計の節約にもつながります。 さらに、停電した時でも電気自動車に貯めた電力を活用することができるため、災害時のバックアップ電源として万が一の備えになるので安心です。

トライブリッドはライフスタイルに合わせて柔軟に導入できます

トライブリッド蓄電システムは、最初からパワコン・蓄電池・V2Hの3つのユニットを一度に導入することはもちろん、まずは必要なユニットから導入することもできます

例えば、すでに太陽光パネルが設置されているならパワコンのみを導入して自家消費できる環境を整えたり、災害に備えて蓄電池を導入することも!

さらに、ライフスタイルの変化に合わせて蓄電池を増設したり、電気自動車を購入する予定があればV2Hも用意しておくことができます。 このようにさまざまな設置アレンジができるのもトライブリッドの大きな特徴です。ご家庭のニーズに合わせた柔軟なシステム構築が可能となります。

画像引用:ニチコン「トライブリッド蓄電システムスペシャルサイト」より

トライブリッド導入のメリット

太陽光発電システム・家庭用蓄電池・V2Hシステムをパワコン1つで制御できるトライブリッド蓄電システムを導入するメリットについて3つ、紹介しましょう。

-災害時でもいつものように電気が使える

蓄電システムとV2Hスタンドがあれば、停電した時でも蓄電池や電気自動車に蓄えた電気をいつものようにご家庭で使用することができます また、付属の専用分電盤は全負荷200Vにも対応しており、エアコンやIH調理器などの200V機器も使うことができるので、災害時も安心できますね。

-無駄なく電気を使える

これまでのパワコンは、V2Hシステム用、太陽光発電システム用、家庭用蓄電池用とそれぞれ別々に稼働していました。そのため、太陽光発電システムで発電した余剰電力を電気自動車の充放電に利用する場合、電気の変換ロスが発生していました。

しかし、ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、用途別に3つに分かれていたパワコンをトライブリッドパワコン1台で制御することができるようになったことで、電気の変換ロスが少なくなりました このため、電気をより効率的に使うことができるようになったんです。

-電気自動車も自家発電した電気で「自給自足」できる

通常、電気自動車は、太陽光発電システムの余剰電力と夜間の安い電力料金を利用して充電することがほとんどです。
V2Hシステムの場合、太陽光発電システムの発電量が不十分だと深夜電力を使う必要があります。
ガソリン代と比べると深夜の電気代は安いかもしれませんが、それ相応の電気代がかかることは否めません。

しかし、トライブリッド蓄電システムならば、太陽光発電システムで発電された電気を蓄電池ユニットに貯めておいて、電気自動車に充電することができます つまり、電気は自給自足できるので、電気自動車のランニングコストを0円にすることができる、というわけです。


まとめ

ここまで、国内トップシェアを誇るニチコンの「トライブリッド蓄電システム」について紹介してきました。

トライブリッド蓄電システムは太陽光発電、蓄電池、電気自動車の3つの機能を1台でまとめてコントロールできるシステムです。
そして電気の自給自足ができるという、クリーンでエコなエネルギーライフが実現します。
また、災害などで停電が発生しても、家じゅうの家電や照明はいつもと同じように使えるのが最大のメリット。

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当社では製品・標準工事費込み【2,970,000円(税込み)※】で販売・設置しております。
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現在、トライブリッド蓄電システムの導入を検討しているお客様は、ぜひ一度当社までご相談ください。
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