今回は日産初の軽EV車「サクラ」とV2Hシステムの活用方法について解説します。日産「サクラ」は日産の最新テクノロジーが詰まった軽EV車で、V2Hシステムを使うことで、家庭用蓄電池としても機能するんです!
停電時や電気代節約のために、日産「サクラ」に搭載されたバッテリーを家庭用電源に変換して使うことができます。 この革新的な機能を上手に活用すれば家庭の電力を確保し、快適な生活を実現できます。では、具体的な活用方法や注意点について、詳しく見ていきましょう!
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日産の軽EV自動車「サクラ」とは?
2022年5月に登場した日産自動車の軽EV自動車「サクラ」。この車は、2022年度のグッドデザイン賞を受賞し、2023年3月までに10万台以上も販売されました。驚くべきことに、価格は249万3700円からと手頃で、軽自動車の中では最もエコな選択肢といえます。
サクラは、航続距離180km(WLTCモード)という軽のEV自動車としては長い走行距離を持ち、普通充電で8時間、急速充電で80%まで40分という短時間で充電できます。さらに、先進的な運転支援技術である「プロパイロット」と「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」を全車に標準装備。
「サクラ」は、電気自動車の普及を促進するために生まれた革新的なモデルです。 手ごろな価格で、十分な航続距離を持つことから、多くの軽自動車ユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
V2Hシステムとはどんなもの?
V2Hは「Vehicle to Home」の略で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)に搭載されたバッテリーへ充電、そしてバッテリーから家庭に電力を供給できるシステムです。 つまり電気自動車のバッテリーを家庭用蓄電池のように使うことが可能になるので、電気代を節約できるだけでなく、災害時には非常用電源として活用することができます。
サクラ×V2Hシステムで生まれるメリット
日産「サクラ」とV2Hシステムを連携させて、サクラを家庭用蓄電池として活用すれば大きく分けて3つのメリットが得られます。
<日産「サクラ」×V2Hシステムのメリット>
①電気代の節約
②災害時の非常用電源
③太陽光発電の余剰電力活用
次に日産「サクラ」を家庭用蓄電池として活用するメリットを、具体的に説明していきます。
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-電気代の節約
夜間や深夜などの割安な時間帯に日産「サクラ」のバッテリーを充電しておき、電気料金が割高になる昼間や夕方の時間帯に日産「サクラ」に貯めておいた電力を利用すれば、電気代の節約につながります。
-災害時の非常用電源
災害などで停電した場合、日産「サクラ」のバッテリーから電力を供給することで、家庭内の冷蔵庫や照明など、生活に必要な電力をまかなうことができます。 日産「サクラ」のバッテリーは一般的な家庭用蓄電池よりも容量が大きいため、災害時の停電時にも比較的余裕をもって使用できます。
-太陽光発電の余剰電力活用
太陽光発電で発電した余剰電力を日産「サクラ」のバッテリーに蓄えることができます。 卒FIT後の余剰電力を有効に活用するにはおすすめの方法です。これにより電気代をさらに節約することができます。
日産「サクラ」とV2Hシステムを連携するために
日産「サクラ」とV2Hシステムを連携させ、家庭用蓄電池として活用するために必要な機器は、以下のとおりです。
<必要な機器>
・日産「サクラ」
・V2Hシステム
・充電ケーブル
これらの機器を揃えて、自宅の分電盤に接続すれば日産「サクラ」を家庭用蓄電池として活用することができますが、注意点があります。
日産「サクラ」とV2Hシステム連携時の注意点
必要な機器を揃えたらすぐに連携できるわけではありません。
-設置工事は専門業者に
V2Hシステム装置を設置するには、電気工事士の資格が必要。そのため、V2Hシステムの設置工事は、専門業者に依頼しましょう。
-接続には分電盤の改修が必要
V2Hシステムを使うには、分電盤にV2Hシステム用のブレーカーを取り付ける必要があります。分電盤の改修は電気工事士の資格を持った技術者に依頼する必要があります。費用は規模や工事内容によって変わります。 これらの準備が整ったら、日産「サクラ」を家庭用の蓄電池としても使えるようになります。
日産「サクラ」を家庭用蓄電池として活用する方法
日産サクラを家庭用蓄電池として活用するためのV2Hシステムの使用方法を簡単にまとめてみました。
①日産「サクラ」を自宅の分電盤に接続する
※日産「サクラ」を自宅の分電盤に接続するには、V2Hシステム用充電ケーブルを使用してください。V2Hシステム用充電ケーブルは、日産ディーラーなどでも購入できます。
②V2Hシステムの電源を入れる
③V2Hシステムの操作パネルで、給電を開始
④給電を開始すると、日産「サクラ」のバッテリーから家庭に電力が供給される
※給電量は、V2Hシステムの操作パネルで確認できます。
⑤給電を停止するには、操作パネルの給電ボタンをもう一度押す
※V2Hシステムの使用中に、車両のバッテリー残量が一定値以下になると、給電が自動的に停止します。
家庭への給電方法は、日産「サクラ」やV2Hシステムの取扱説明書に記載されているので、使用前に必ず目を通しておきましょう。
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日産「サクラ」を家庭用蓄電池として使用する際、注意したいこと
日産「サクラ」をV2Hシステムと連携して家庭用蓄電池として使う際、注意してほしいことがあります。
-設置工事費用が高額
日産「サクラ」を家庭用蓄電池としても活用するためには、V2Hシステムを設置する必要があります。一般的に、V2Hシステムの価格は100万円前後。あわせて、分電盤の改修が必要な場合は、その分の費用もプラスされます。
-バッテリーの劣化が早まる可能性がある
電気自動車のバッテリーを頻繁に充放電すると、バッテリーの劣化を早める場合があります。
-災害時に給電できない可能性がある
停電時にV2Hシステムを利用する際、電気自動車のバッテリーに電力が充分に残っていないと給電できないことがあります。安心して利用するためには、常に電気自動車のバッテリーの状態を確認しておくことが大切です。
安心、快適にV2Hシステムを活用するために
先ほど挙げた注意点を補うための対策を紹介します。
-V2Hシステムの補助金制度を利用する
国や自治体では、V2Hシステムの導入を支援するために補助金制度を提供していることがあります。この補助金を活用すると、V2Hシステムの設置費用を削減できます。 お住いの地域の制度を確認して、お得に安心してV2Hシステムを導入しましょう。
-バッテリーの劣化を抑える工夫をする
V2Hシステムを使って電気自動車のバッテリーを充放電するときは、バッテリーに無理をさせないようにしましょう。 例えば1日に何度も充放電するのではなく、1回でまとめて行うなどの心がけでバッテリーにあまり負荷をかけずに済みます。
-常に災害時の対策を講じておく
停電時にV2Hシステムを使う時、電気自動車のバッテリーが十分に充電されているか確認しましょう。給電できるか不安な場合は、事前に確認しておくと安心です。
もしバッテリーの容量が足りない場合、別に家庭用蓄電池を用意しておくと、より多くの電力を確保できます。 電気自動車、家庭用蓄電池、V2Hシステムを上手に使って、災害時も安全に暮らせる準備を常日頃から講じておきましょう。
まとめ
日産の軽EV自動車「サクラ」をV2Hシステムと連携させて家庭用蓄電池として活用することで、電気代の節約や災害時の備えなど、さまざまなメリットがあります。ただし、高額な初期費用やバッテリーの劣化など、注意しておきたい点もありますので、事前によく確認しておきましょう。
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