近年、地球温暖化対策や電気料金の高騰対策として注目を集めている「V2H」。
電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)のバッテリーを家庭の蓄電池として活用できるシステムですが、導入を検討する上で気になるのが設置費用ではないでしょうか。
今回は、V2H設置にかかる費用を徹底解説します。機器代、工事費、補助金制度などをくわしく紹介し、トータルコストを抑えるポイントも解説。
V2H導入を検討している方、費用面で不安を感じている方にとって、役立つ情報をお届けする内容となっています。
当社サイトではたった1分、6ステップでV2H導入費用をシミュレーションできます。
気になる総額はこちらから!
https://v-com.jp/
V2Hとはどんなシステム?
V2H(Vehicle-to-Home)は、電気自動車(EVやPHEV)に蓄えた電力を家庭でも使用できる電力に変換するシステムのこと。
太陽光や風力発電などで充電した電気自動車の大容量バッテリーを利用し、停電時や電力需要が高い時に家庭の電力供給を支援します。これにより、自然エネルギーを有効活用しつつ、家庭の電力需要を安定させることが可能です。
また、災害時には非常用電源としても利用できるので、万が一の備えとして近年、注目が集まっています。
V2Hを設置する4つのメリット
V2Hを設置するメリットには大きく4つ挙げられます。
電気自動車(EVやPHEV)を停電時において非常用電源として使うことができる
通常、停電時には家庭の電力供給が途絶えてしまいますが、V2Hシステムを使用すれば、EVやPHEVのバッテリーを利用して家庭の電力供給を維持できます。これにより、照明や通信機器、冷蔵庫など、必要な機器を動作させることができます。
昼間は電気自動車から電力を使用すれば、電気代の節約が期待できる
昼間は電力需要が比較的高いピーク時のため、電力会社からの電気料金も高くなります。
しかし、V2Hシステムを使って電気自動車のバッテリーから電力を供給することで、ピーク時の電力料金を削減できます。
当社サイトではたった1分、6ステップでV2H導入費用をシミュレーションできます。
気になる総額はこちらから!
https://v-com.jp/
太陽光発電の余剰電力を有効利用できる
電気自動車のバッテリーを家庭で使用することで、太陽光発電の自家消費率を高めることができます。
自家消費率が高まると、電力会社からの電気料金を節約できるだけでなく、余剰の電力を売電する必要がなくなります。
電気自動車の充電時間が短縮できる
電圧や出力が高い(200V/6kW)モデルのV2Hを導入すれば、通常の充電よりも充電時間を約半分に短縮することができます。
V2H設置をぜひ検討してほしい人
V2Hの設置をぜひ検討してほしい人は以下の通りです。
すでに電気自動車(EVやPHEV)に乗っている人
電気自動車にはすでに高性能なバッテリーが搭載されています。
V2Hシステムを導入することで、そのバッテリーを家庭の電力供給に活用できます。これにより、電気自動車を単なる移動手段だけでなく、家庭の非常用電源としても活用できるため、資産の有効活用が期待できます。
すでに太陽光発電システムを導入している人
電気自動車は、ガソリン車と比較してCO2排出量が少ないため、環境への負荷が低いとされています。
また、すでに太陽光発電システムを利用しているご家庭がV2Hシステムを導入することで、さらに再生可能エネルギーの利用やエネルギーの効率的な活用が可能となり、環境への貢献度が高まります。
停電時の備蓄用電源がほしい人
電気自動車のバッテリーに貯めた電気を家庭に供給することで、停電時でも家庭の電力を確保できます。
これにより、冷蔵庫や通信機器などの必要な機器を動作させ、生活の中断を最小限に抑えることができます。
・電気代を節約したい人
太陽光発電システムとV2Hと電気自動車を連携し、家庭の電力需要を賄うことで、太陽光発電で得られる電力を有効活用し、電気代を節約できます。
当社サイトではたった1分、6ステップでV2H導入費用をシミュレーションできます。
気になる総額はこちらから!
https://v-com.jp/
V2H設置にかかる費用は大きく分けて3つ
V2H設置にかかる費用は、大きく3つに分けられます。
・機器代:V2Hシステム本体の費用です。機種や機能、蓄電容量によって価格が大きく異なりますが、一般的には55万円~140万円程度です。
・工事費:V2Hシステムを設置するための工事費用です。太陽光発電の有無、設置場所や配線の長さ、業者によって費用が異なりますが、一般的には30万円~40万円程度です。
・その他費用:分電盤の増設や電気配線の引き直しなど、設置状況によっては追加で費用が発生する場合があります。
V2H設置費用の具体的な一例
一般的に広く知られるV2Hシステムとして当社でも取り扱っているニチコンの「EVパワー・ステーション」を例に設置費用の目安をまとめてみました。
機種 | スタンダード モデル | プレミアム モデル | 新型 モデル |
本体価格(税込) | 547,800円 | 987,800円 | 1,408,000円 |
工事費(税込) | 約350,000円 | 約350,000円 | 約350,000円 |
総額(税込) | 約850,000 ~950,000円 | 約1,300,000 ~1,400,000円 | 約1,700,000 ~1,800,000円 |
※工事費は駐車場が隣接している戸建て住宅の場合
当社サイトではたった1分、6ステップでニチコンV2Hプレミアム導入費用のシミュレーションが可能。
気になる総額を今すぐチェック!
https://v-com.jp/
V2H設置費用を抑えるには補助金の活用がポイント
V2Hはカーボンニュートラル社会の構築や災害時のレジリエンス機能向上に役立つシステムであることから、一定の条件の下、国や地方自治体からそれぞれ補助金が交付される制度があります。
V2Hを一括購入して設置する場合には、国や自治体の補助金を積極的に活用することをおすすめします。補助金の申請についても当社にご相談ください。
国の補助金
2023年度の国の補助金は、機器の購入費用と工事費を合わせて上限115万円でした。
ただし、補助金制度は予算上限に達した時点で終了します。2023年度は6月時点で終了しました。
2024年度は4月から始まっています。V2Hの設置を検討している方は、最新情報を確認の上、できるだけ早く申請することをおすすめします。
地方自治体の補助金
地方自治体でも独自の補助金制度を設けていることがあります。
条件を満たしていれば、国の補助金制度と併用できる場合もあるので、お住まいの自治体に必ず問い合わせて、積極的に活用しましょう。
まとめ
V2Hは、これからのエネルギー社会にとって重要なシステムです。
V2Hの普及が進むことで、再生可能エネルギーの利用促進や、災害時のレジリエンス強化などが期待されています。
V2H設置にかかる費用は、機器代、工事費、その他費用で構成されます。費用を抑えるためには、国や自治体が設けている補助金制度を活用する方法があります。
V2Hは、停電時の備蓄用電源として活用できるだけでなく、太陽光発電と組み合わせることで電気代を節約できるなど、さまざまなメリットがあります。
すでに電気自動車やプラグインハイブリッド車に乗っている方、すでに太陽光発電システムを導入している方、電気代を節約したい方にとって、V2H設置は有効な選択肢といえるでしょう。
当社サイトではV2H導入に際し「かんたん総額シミュレーション」ができます。
現在、V2Hシステムの導入を検討しているお客様は、ぜひ一度当社までご相談ください。
資料請求や見積りのご依頼もお気軽にどうぞ!